櫛形山の登山道としては北尾根、中尾根、南尾根、池の茶屋登山道があるが、今回はアヤメの花を見に行くので群生地に直行する北尾根登山道を使った。櫛形山山頂に登るならば、池の茶屋登山道が標高差も少なく最も短時間で到達することができる、またアヤメの群生地まで行くとしても時間的には北尾根登山道とそれほど変わらないが体力的には楽なようである。
県民の森を抜けて櫛形山林道を行くと北尾根の中腹にみはらし台という駐車場所がある。
みはらし平のモニュメント
林道は細いながらも舗装されている。みはらし台は最近整備しなおしたのか舗装した立派（過ぎる？）な駐車場がある。
シーズンにはそれでも車を止めきれないようだがその先にも整備はされていないものも車を停めるのに十分な場所がある。
みはらし台というのはそこから甲府盆地とさらには富士山なども見えることからそのような名が付いているようだ。
アヤメの群生地アヤメ平までは標高差６００ｍ少しで、急な登りも無いが、登りの１本調子で結構きつい。１００ｍ毎に標高を書いた表示があり目安になる。
登山道は非常によく整備されており案内標識もしっかりしている。
ブナやアセビの広葉樹の自然林で、アヤメが無くとも良い山だ。
登りがゆるやかになり植生が変わったなと思うと、まもなくアヤメ平に出た。
アヤメの群生はここと裸山の下にある。アヤメ平の方が群生地は広いが、今回は裸山下の群生地のほうが花の密生度が高い感じを受けた。
時期や気候などによっていろいろだと思うが。
アヤメ平付近にはミヤマオダマキも咲いていました
アヤメ平
アヤメ平から林の中をしばらく登るとまもなく裸山のアヤメ群生地に出る。
裸山下
アヤメ群生地
ここから櫛形山山頂までは比較的平らな道である。
コメツガやシラビソ中心の原生林で途中、推定年齢３００年幹周８.１ｍという大きなカラマツもあって気分の良い登山道だ。
稜線上は雰囲気の良い森です
森の主の貫禄十分な大木です
中尾根を下る分岐点から櫛形山山頂へは幾分登りになるが意外にあっけなく山頂に着いてしまう。
櫛形山山頂
展望も無く山頂に着いたという気があまりしない。
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